ゾンビに追われたら

ふくよかな体をどうにかするべく、
リアル放浪、つまり、ウォーキングをしてる、
小走りがいいと言われて小走りして、調子にのってばたばた走ってたら、
足の裏が頗るイタい…、痛めたらしい、足が体重に負けた、
で、走らず、負荷をかければいいと思いつき、
リュックに水とお菓子、折り畳み傘や手帳を入れて、背負って歩くコトにした、
重量２キロ、それでも、自分にとっては重い。

坂道登ると息がきれる、早歩きしながら思う、
災害の時はもっともっと、重いリュック背負って行かなくちゃいけない、
猫と猫のご飯持ったら、もう、１０キロ超える、持てるか？
ううん、それよりなにより、
今、後ろからゾンビが追いかけてきたら？

何だか最近のゾンビは妙に足が速い、
もう死んでて、体は腐敗を始めてて、
とりあえず、脳が生きて指令を出しているとしても、
神経やら筋肉はあんなに素早い反応が出来るのか？
息してないから、息切れないのか、死んでるから疲れないのか？
って疑問に思う程、昔より格段の身体能力を手に入れたゾンビ、
そんなのが追ってきたら、到底、走って逃げきれるとは思えない。

これは、大問題だ。

ゾンビに対抗できる術を…、
否、戦うのは無理そうなので、
せめて、最低限の荷物を詰めたバッグを持って走れる位、体を鍛えねば、
毎日の通勤、徒歩に切り替えたら、痩せて、走れるようにもなるかも、
あぁ、最低限ってなんだろ、水とちょっとの食料、
手帳と筆記具、スマホを必須だよね、お金や貴重品もいるな、
とりあえず、ゾンビに追われる時は、猫は家にいてもらって…。

あれ、自分は体の脂肪と戦っているのに、
何と戦うつもりになってるんだろう、
ちょっと可笑しく思いながら歩く、
勿論、ゾンビも不審者も追ってはこない。