いなご

「クッキーの上にいなご」というのをネットで見かけた、
泣きながら食べるヒトもいるとか見た。

昔は、…戦時中ではない、昭和の後半の話だ、
田んぼでとって持っていくと祖母が佃煮にしてくれたし、
普通にお弁当の中に、昆布の佃煮のような顔して入っていたし、
うん、あれ、後ろ脚のぎざぎざが口の中に引っかかるのが厭だったな、
今でも、時々、食卓の上に乗ってたり、
お店でも普通に総菜コーナーにあるので、
いなごを食う、というのに抵抗はさほどない、
普通に佃煮で、これこそいなご、という味もしない。

がっ、芋虫系は遠慮したい。
蜂の子や、蚕のさなぎは、ちょっと…；；
もう、形状が厭、
こう、かじったら、ぐちゃっと中身が出そうな気がして、ダメ、
多分、そんなコトはないんだろうけど。

もっとも、これらは高級で、瓶詰や缶詰になってて、
お惣菜コーナーではなく、お土産物として並んでるから、
買って食べようという気にはまったくならないけれど。

もし、万が一、「あげるよ」って言われたら、
全力で拒否したい。

さくら

今年も桜は満開、
でも、自由に花見をして飲み食いするというコトは許されないご時世。



もっとも、元々、花見で飲み食いって習慣もなく、
あぁ、桜が咲いたなぁ、じっくり眺めに散歩にでも行こうか、
と思っている内に、毎年、雨風に散らされ、
結局、通勤途中の桜を眺めるしかしていないけれど。

庭に桜の木を植えたら、
誰の目も気にせずに、お弁当を広げて花見が出来るだろうか、
でも、一週間ほどしか咲かない桜、
当然、花の後には葉が出て、毛虫がつくわけで、
消毒やらするのも大変だし、
そもそも、何年経ったら、花見が出来るまでに育つんだろう、
お金があったら、庭に大きな桜の木があるお屋敷でも買えばいいかもしれない、
…と、妄想して、幻の桜を見上げてる。

免許更新

五年ぶりに運転免許証の更新に行ってきた。

更新の為に書く紙が何かあったような気がして、
うろうろしていたが見つからず、ううん、なくなったのか？
そのまま警察署の受け付けでお願いする。

そして、一番厭なのが、写真撮影、
実物もまずいが、写真写りも悪い、という二重苦、
五年ごとに老けていく写真を撮らなければならないという苦痛、
これがなかったら、はがきが届いたら早々に出向くのに、
で、ほんと、いらないからね、使用しなかった残りの三枚の写真っ＞＜

そして、二番目に厭、というか、どきどきなのが視力検査、
毎年の健康診断で運転免許はぎりぎりかもしれないからね、
って言われてる、
以前、作り直したコンタクトをして、健診に臨むも、
結局、去年と変わらず、ぎりぎりだったんだよな、あれはどうしてだろう。

上、と元気に答えたら、「違いますね」の声、
あぁぁぁ、待って、じっくりよく見るから、
でも、よく見れば見る程、わっかの切れてる部分が動いて見える、
それに、左右切り替えられた瞬間、ピントが全く合わない、
それが老化っていうものなのっ、
ってか、前から左右別にはかるっての、あったっけ？

何とかクリアして、教習ＤＶＤを見て、無事、終了、
なんとか協会の会費も払う、
別に入らなくていいらしいけど、ま、何かの役に立ててもらえるなら、
寄付と思えば、二千円程度、苦ではない。

そして、更新された免許証は財布の奥深くにしまわれるのだ、
写真を見たくないから、見られたくないから、
次の更新にはまた、更に五才老けた自分の写真を見なければならず、
今から憂鬱で仕方ない。

願わくば、後五年以内に、
若返る薬やサプリが安価で手に入る世界になっていてほしい、
と、切に願うが、コロナの特効薬が先だろうなぁ。